2004年03月30日

あるリストから

○○さんは本気でアメリカが好きなのでしょうか?駐在員や留学生は別です。
しかし、アメリカの会社に就職し、働き、アメリカの税金を払い、
5年以上住んだという人で、それでもアメリカが好きだという日本人と私はほとんど会った経験がないんです。

#私も駐在員のときには、アメリカは素晴らしいと思ってたんですが。

確かにアメリカ人は、一見自信に満ちているように見えますが、
その実、いつも不安で恐怖におびえて生きている。
日本人とは比べ物にならないほど建前と本音を乖離させて生きている。そうじゃないなら、どうしてアメリカに1900万人もの鬱病患者がいるのか説明がつかない。(世界の鬱病患者の数はわずか1億2000万人。世界の鬱病患者の6人に一人はアメリカ人です)

日本人として客観的にそれを観察しているうちはともかく、自分も
アメリカ人になっていけば、この恐怖はじりじりと心を腐らせてい
きません?

その生活も(上位5%の人々を除けば)あまり豊かとは言えるものではない。1970〜80年代にブルーカラーの多くが失業をしたわけですが今年に入ってからは、ソフトウェア技術者、アカウンティン、MBA保持者といったホワイトカラーの仕事も、次々とインドへの移管により失われています。

#アメリカの見かけの失業率は6%台ですが、これは失業保険を受け取った人だけの統計で、実質20%に近づいています。

以前であれば、解雇されてもすぐに次の仕事があったわけですが、
いまはかつては管理職以上で年収10万ドルを超えていた人々が仕事が見つからず、夜ファストフード店の掃除をしたり、映画館で切符もぎをしている状況です。

もちろん、切符もぎの仕事では家賃や家のローンを払うことはできず貯金を食いつぶした段階で、ホームレスになっていく。

サンフランシスコではこの一年間で169人のホームレスが餓死をしており、この中には、かつてはハイテク企業で管理職をしていた人も含まれています。わずか人口80万人に満たないサンフランシスコで、169人。二日に一人の割合で人が餓死していく。
これが先進国の実態だなんで、私にはどうしても信じられません。

もっと身近な話題をします。
今週から、新学期が始まりました。
うちの子供も学校に行き始めたのですが、学校のグラウンド内で営業していたチャイルドケアセンターが、不景気でつぶれてしまったんです。
ご存知のように、アメリカでは12歳未満の児童を家に一人でおいておくと逮捕されます。
私たちに残された選択肢は3つ。ひとつは違法ということを知りながら逮捕覚悟で子供を一人家に置くこと。
ふたつ目は、少し離れたチャイルドケアセンターに移すこと。
ただし、ここはスラムのような場所で、12畳程度の広さの部屋に
10人以上の子供が、何のケアもされず、ただ親の迎えをじっと待つというあまりありがたくない場所です。
最後は、嫁が仕事を辞めること。でも、私程度の低い年収では(12万ドル:日本円で1400万円程度)、妻の稼ぎなしではとてもやっていけません。

さらに、学校からも近々にスクールバスを廃止する可能性があるという話がありました。そんなことになったら、子供は歩いて学校に通学しないといけない。そうでなくても、missing childrenが増えているのにうちの子が通学途中で殺されたり、誘拐されたらどうしたらよいんだ!
という父兄からの問い詰めに対しての学校からの
回答は、「子供さんの写真をまめに撮っておいてください。
行方不明になったとき、警察の手助けになります。」の一言だけ。

学校開始の初日、子供の一人がグラウンドで怪我をしました。
あごをざっくり切って出血してるんです。
母親は、すぐにERに行きたがったのですが、その父親が「うちの
保険は、ERはカバーしないからだめだ」と言い、通常の病院を予約
することになりました。当日は当然だめで、翌日偶然予約が取れは
したのですがなにせ、かなり深い傷です。
可哀相にその子は、その日の晩は一晩中泣いて、眠れなかったそうです。

以上の話は、上位5%の金持ちには当てはまりません。
ホワイトカラーのインドなどへの移管は、むしろ企業トップの人たちにの懐をさらに豊かにしています。なにせ、アメリカで雇えば6万ドル支払わないといけない仕事が、インドではその10分の一以下の賃金で済むわけです。

学校だって、私立に行かせれば問題ない。年間2万ドルの授業料は
彼等には問題ありません。
デイケアセンターの問題もない。カリフォル二アでは、男性に30万ドル以上の年収があれば、共働きでなくても余裕のある暮らしができるというデータがあります。CEOの平均年収は、日本円で36億円なので問題にもならないわけです。

ただ、その下の上位5%〜25%の中にいる人間、企業の管理職や
専門職たち、の暮らしは、日本と比べたらかなり苦しいのが実態です。

そのさらに下がどれだけ苦しいか?。。。は私にはもう想像もつきません。

多くのアメリカ人は、すっかり洗脳されきっていて、自分の生活が
苦しいことさえ知らずに生きています。場合によっては、餓死してもそれでも自分はアメリカに生まれて幸せだと思いつつ死んでいきます。

うすうす気がついてしまったアメリカ人は、鬱病にかかって苦しんでいます。

彼等には、他に選択肢はない。

しかし、私たち日本人は、日本の生活を知っているから、これは
おかしいということに気がついてしまう。
(なぜか、最低でも4年くらいかかってしまうんですが。)

こんなほんの一部の金持ちだけが優遇されて、それ以外の人間が
こんなひどい暮らしをしないといけないのは、おかしい。

ソ連の人たちが、「いくら働いても賃金が一緒なら、働くのをやめよう。。」
と思いはじめて滅びたとするならば、アメリカはその逆の理由で
滅びる。CEOが30億円以上稼ぐなか、新入社員は200万円程度の収入で、しかもその新入社員になれるかどうか?が宝くじ。
オークランドの高卒者で仕事が見つかったのは20%に満たな。。

○○さんも、この実態を見てましたよね?
それでも、まだアメリカがすごいと思ってます?
私はそれが知りたいんです。
posted by ルナパパ at 17:38| グァム ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。